『田辺会頭からのメッセージ』

Vol.121『他に学ぶ心を』 

秋の彼岸を境にすっかり秋らしくなりました。9月15日には、第15回「おわら風の舞」が、放射線ユーロードを中心に行われました。いつも雨が心配されるこのイベント、今年も午前中からの雨で開催出来るかと心配していましたが、大きな影響もなく実施することが出来ました。

会場には大勢のおわらのファンの皆さんが集い、哀愁に満ちたゆっくりしたテンポの流し踊りを楽しまれました。何か行く夏を惜しむような独特の雰囲気が観客を酔わせるのではないかと感じます。会場となる西放射線ユーロードは、この踊りにふさわしい舞台のような気がします。

そんな雰囲気の中で、あらためて夜のユーロードを横山町から八王子駅の方に向かってながめますと、今年はこのイベントの為に設えた、柔らかな光のページェントがとても優雅に感じられました。このユーロードも、中心市街地活性化事業によって、これからの3年で更に素晴らしいものになっていく計画ですので、イベントによって色々と工夫を凝らしていくことが出来ることになります。八王子の中心市街地のメイン道路としての役割だけでなく、他のまちのどこにもない、憩いと安らぎを与えてくれる遊歩道路と言われるようになることを期待しています。

話は変わりますが、9月は毎年日本商工会議所全国会員大会が行われます。

今年も会場のホテルには、全国各都市から約1,800人が参加し、盛大に開催されました。折しも自由民主党総裁選と重なり、出席の政府並びに各政党の代表者の挨拶にも熱がこもっていました。

結果、安倍総裁の3選が決定し、日本の政治史上かつてない長期政権となるわけですが、是非この安定した政治状況のもとで、将来を見据えた、我国の重要課題をしっかりと前に進めて欲しいと願っております。

特に我々中小・小規模事業者にとっては、回復している日本経済が、中小・小規模事業者にも実感出来るよう、最善を尽くして欲しいと思います。

しかしこれを成すには、以前から申し上げていますように、国の政策だけで良くなることはありません。それぞれの地域の努力とが相まって、成せることだと思っておりますので、各自治体の首長を中心に、本気で取り組んでいるのか、そうでないのかによって、今後かなり差が出てくるのではないでしょうか。

八王子は東京圏にありますので、あまり地域が努力をしなくても、とりあえず何とかなった状況で来ましたが、これからはそうばかり言っていることでは済まされないと思います。外に出たり、外から学ぶことが苦手な八王子でしたが、これからは内だけを見たり、考えたりするのではなく、周辺都市も懸命な努力をしていますので、それらをしっかりと把握をし、八王子ならではのまちづくりや、産業振興の方向性を的確に打ちだしていかなければならないと考えます。

私も会頭職に就き、満11年になりました。

この間、日本商工会議所の重要な役職を仰せつかり、その立場で日本全国多くのまちに伺い、いろいろと勉強をすることが出来ました。

結論として、地方は本当に大変です。一方八王子は、東京圏という優位性に少し甘んじてきてしまったのではないかと思います。

また、各方面の大臣との懇談会にも出席し、直接意見交換をしました。

そして、経産省、国交省、内閣府等の幹部皆さんとも率直な話し合いをしてきました。そういう中で余談の部分で、八王子の話題が出てきます。それを一言で申し上げれば、皆さん一様に八王子のもつ可能性を大変評価しながらも、それを活かしていないことも率直に指摘されました。それらを踏まえて、在任中にしっかりと道筋をつけておきたいと思い、引き続き努力をして参りますので、率直なご意見をお寄せいただきますよう、よろしくお願い致します。

 

 


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『田辺会頭からのメッセージ』バックナンバー

Vol.120 『熱く、暑い八王子の8月』
Vol.119 『課題を共有し、共に解決を図る』
Vol.118 『まちの歴史を未来に活かす』
Vol.117 『まちづくりの波及効果を期待して』
Vol.116 『希望の持てる一年に』
Vol.115 『まちづくりのスタート』
Vol.114 『次の100年に向かって』
Vol.113 『働き方改革元年に』
Vol.112 『秋の行事に参加して』
Vol.111 『八王子の未来への責任』
Vol.110 『全国都市緑化はちおうじフェアに想う』
Vol.109 『かつてない賑わいの八王子まつり』
Vol.108 『真の官民の協働を』
Vol.107 『驕りなく、丁寧に』
Vol.106 『次の100年に向けて、今出来ることを』
Vol.105 『まちのにぎわいを彩る花とみどり』
Vol.104 『責任の重さを認識して』
Vol.103 『地道に考え、素早く行動する』
Vol.102 『世界をリードする国へ』
Vol.101 『ポジティブ思考の一年に』
Vol.100 『商工会議所が担う役割の重要性』
Vol.99 『集大成の4期目に臨んで』
Vol.98 『責任を果たすことの重要性』
Vol.97 『熱かった八王子の夏』
Vol.96 『努力する企業が報われる経済政策を』
Vol.95 『質を高める努力を』
Vol.94 『不透明さを増す世界経済なかで』
Vol.93 『熊本地震の一日も早い終息を願って』
Vol.92 『明るい新年度へのスタート』
Vol.91 『地方創生元年に向けて』
Vol.90 『地方創生は地域事業者の活力強化から』
Vol.89 『官民協働のまちづくり』
Vol.88 『八王子の発信力を高める』
Vol.87 『地方創生に向けて』
Vol.86 『今年も賑わった八王子まつり』
Vol.85 『伝統文化、行事を守り継承する意義』
Vol.84 『地方版総合戦略策定のあり方』
Vol.83 『継続は力』
Vol.82 『新年度を迎え』
Vol.81 『つぎなる交通体系整備への取組み』
Vol.80 『今こそ、企業イノベーションのとき』
Vol.79 『グローカル産業都市・八王子を目指して更なる努力を』
Vol.78 『八王子のポテンシャルの発信』
Vol.77 『創立120周年記念事業は次へのステップに』
Vol.76 『地方創生への期待』
Vol.75 『更に賑わう八王子まつりを目指して』
Vol.74 『暑い夏に、熱い議論を』
Vol.73 『更に高まる圏央道』
Vol.72 『景気の腰折れのない政策を』
Vol.71 『まちづくりに一層の努力を』
Vol.70 『重要な年、平成26年度を迎えて』
Vol.69 『緊急事態への備え、その重要性を考える』
Vol.68 『チャンスにはスピード感を持って、積極的に』
Vol.67 『年頭所感』
Vol.66 『八王子の素晴らしさをアピールすることの大切さを』
Vol.65 『3期目を迎えて』
Vol.64 『任期3年を振り返って』
Vol.63 『大盛況の八王子まつり』
Vol.62 『国民の期待感を大事に』
Vol.61 『中心市街地再生への第一歩を』
Vol.60 『期待感から、実体経済へ』
Vol.59 『風を感じる花と緑の遊歩都市をめざして』
Vol.58 『新年度のスタートにあたって』
Vol.57 『2月の事業を振り返って』
Vol.56 『八王子のまちづくりが進む一年に』
Vol.55 『平成24年を振り返って』
Vol.54 『まちづくりの次なるステップへ』
Vol.53 『セレオ八王子北館のオープンに期待して』
Vol.52 『ロンドン・オリンピックを顧みて』
Vol.51 『まちの歴史を活かすまちづくり』
Vol.50 『地域の代弁者として』
Vol.49 『八王子の将来に民の力を』
Vol.48 『消費減少社会への対応』
Vol.47 『連携の力を生かして』
Vol.46 『先ずは挑戦を』
Vol.45 新市長への期待
Vol.44 「地産・地消・地活」の具体的展開をはかり、成果をあげる年に
Vol.43 「試練を乗り越えて」
Vol.42 「秋の行事に思う」
Vol.41 「本道は内需」の拡大
Vol.40 「理解と協力そして実行へ」
Vol.39 「駅ビルの新たな活用にむけて」
Vol.38 「八王子が一つになって」
Vol.37 「平成22年度を振り返って」
Vol.36 「政治が真の力を発揮し、復旧復興を」
Vol.35 「大災害に忍耐と英知を」
Vol.34 「そごう八王子店閉店とまちづくり」
Vol.33 「<地産地消地活>の社会実験を」
Vol.32 「急がれる国家ビジョンの確立 八王子の地産地消を促進」
Vol.31 「次は北口の再開発に」
Vol.30 「2期目への決意」
Vol.29 「祭りとまちの広場」
Vol.28 「日商政策懇談会と口蹄疫」
Vol.27 「消費税に思うこと」
Vol.26 「厳しさを乗り越えて」
Vol.25 「花と緑に憩うまち」
Vol.24 「動き出した会議所改革」
Vol.23 「声に応える努力を」
Vol.22 「一体何を……」
Vol.21 「厳しさのなか挑戦する一年に」
Vol.20 「一年を振り返って」
Vol.19 「会頭会議で情報交換」
Vol.18 「民の力が生んだ“黒壁のまち”」
Vol.17 「新政権に望むもの」
Vol.16 「金融と堅実な経営」
Vol.15 「商工会議所の仕組みと活動」
Vol.14 「ブロック制の導入を」
Vol.13 「お知らせする努力を」
Vol.12 「まちはキャンパス~大学コンソーシアム八王子の設立」
Vol.11 「八王子の顔として」
Vol.10 「一人ひとりの判断と努力で」
Vol.9 「会員訪問と交流懇談会で手応え 不況対策にも全力を」
Vol.8 「金融危機の改善に全力を」
Vol.7 「新たなパートナーとして」
Vol.6 「政治に期待するもの」
Vol.5 「総合的な展示館を」
Vol.4 「安全な街への願い」
Vol.3 「心の交流」
Vol.2 「多摩のいぶき」
Vol.1 「会員訪問を第一歩として」