『田辺会頭からのメッセージ』

Vol.123『きめ細やかな支援を心掛けて』

例年にない暖かで、穏やかな11月でした。37年ぶりに木枯らし1号が吹かないままに12月となりました。ただ、周囲には風邪をひき、咳をしている人も多く、寒さに対する油断ではないかと思います。今季は暖冬の長期予報が出ておりますが、充分にご留意いただきたいと思います。

この11月は、東京都内会議所会頭と多摩地域選出の自民党都議団との懇談会、そして恒例となりました都知事と東京都商工会議所連合会の各地会頭との懇談会がそれぞれ開催されました。

自民党都議団との懇談会では、多摩地域の7つの商工会議所が取り組んでいる課題や問題点、そして力を入れている取組み等について、限られた時間でありますが、説明、要請をいたしました。

私からは、中小・小規模事業者の人手不足や後継者難の件、更に来年10月に消費税率引き上げにあたり、導入される軽減税率に対する理解にどう対応していくかという点です。これについては、いずれも商工会議所の中小企業相談所経営指導員が、中小小規模事業者に身近できめ細かな支援をしていく必要性を訴え、指導員の拡充を含めた補助金の再考を要請いたしました。

都知事に対しては、東京都が八王子市に計画している「産業交流拠点(仮称)」整備の重要性と、それにともない計画している旭町、明神町地区の再開発が八王子のまちづくりにいかに重要なのかを説明し、東京都の協力を強く要請いたしまいした。

それぞれの会議所も同じように話をされ、多摩の状況を幅広く理解していただけたものと思っています。

それにしても、今回の軽減税率の複雑さは多くの事業者の負担を更に増すことになると考えております。そして、手厚い増税対策は軽減税率をより難しいものにしているのではないかと思います。

日本商工会議所として、当初から軽減税率導入には反対の立場で、今でもその基本姿勢は変わりません。しかし、国が決定したことなので、今後は事業者が混乱しないように、努力をしなくてはならないと考えております。

話は変わりますが、11月の初旬に日本商工会議所の全国観光振興大会が福島県会津若松市で開催され、参加して参りました。

会津若松の会頭とは、永年にわたり日本商工会議所のまちづくりの委員会で共に作業に携わり、現在は共同委員長をお願いしている大変懇意な間柄です。さすがに会津藩、鶴ヶ城をはじめ、城下町としての色が濃く、すべてに風格が感じられました。しかし、全国から集まった約1300人からの人々を収容し、議論できる施設が不足している状況で、運営には大変ご苦労があったのではないかと感じました。

宿泊については、私共もまち中のホテルが予約出来ず、メイン会場から車で20分位離れた田圃が近くにある立地の施設に宿泊しました。ただ、そこはスーパー銭湯の上に客室を設けてあるホテルでしたが、大浴場でゆっくり湯に浸かれたのが何よりでした。

これらを八王子に置き換えて考えてみますと、何よりも3年後に出来上がる「産業交流拠点」に2500㎡のコンベンションホールが整備されることが、大きな強みとなることが、あらためて感じられました。

帰路に裏磐梯に寄り、五色沼のきれいな紅葉を見ることが出来、晩秋の会津を満喫することが出来ました。

 

 


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『田辺会頭からのメッセージ』バックナンバー

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Vol.121 『他に学ぶ心を』
Vol.120 『熱く、暑い八王子の8月』
Vol.119 『課題を共有し、共に解決を図る』
Vol.118 『まちの歴史を未来に活かす』
Vol.117 『まちづくりの波及効果を期待して』
Vol.116 『希望の持てる一年に』
Vol.115 『まちづくりのスタート』
Vol.114 『次の100年に向かって』
Vol.113 『働き方改革元年に』
Vol.112 『秋の行事に参加して』
Vol.111 『八王子の未来への責任』
Vol.110 『全国都市緑化はちおうじフェアに想う』
Vol.109 『かつてない賑わいの八王子まつり』
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Vol.107 『驕りなく、丁寧に』
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Vol.103 『地道に考え、素早く行動する』
Vol.102 『世界をリードする国へ』
Vol.101 『ポジティブ思考の一年に』
Vol.100 『商工会議所が担う役割の重要性』
Vol.99 『集大成の4期目に臨んで』
Vol.98 『責任を果たすことの重要性』
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Vol.96 『努力する企業が報われる経済政策を』
Vol.95 『質を高める努力を』
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Vol.93 『熊本地震の一日も早い終息を願って』
Vol.92 『明るい新年度へのスタート』
Vol.91 『地方創生元年に向けて』
Vol.90 『地方創生は地域事業者の活力強化から』
Vol.89 『官民協働のまちづくり』
Vol.88 『八王子の発信力を高める』
Vol.87 『地方創生に向けて』
Vol.86 『今年も賑わった八王子まつり』
Vol.85 『伝統文化、行事を守り継承する意義』
Vol.84 『地方版総合戦略策定のあり方』
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Vol.82 『新年度を迎え』
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Vol.79 『グローカル産業都市・八王子を目指して更なる努力を』
Vol.78 『八王子のポテンシャルの発信』
Vol.77 『創立120周年記念事業は次へのステップに』
Vol.76 『地方創生への期待』
Vol.75 『更に賑わう八王子まつりを目指して』
Vol.74 『暑い夏に、熱い議論を』
Vol.73 『更に高まる圏央道』
Vol.72 『景気の腰折れのない政策を』
Vol.71 『まちづくりに一層の努力を』
Vol.70 『重要な年、平成26年度を迎えて』
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Vol.61 『中心市街地再生への第一歩を』
Vol.60 『期待感から、実体経済へ』
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Vol.58 『新年度のスタートにあたって』
Vol.57 『2月の事業を振り返って』
Vol.56 『八王子のまちづくりが進む一年に』
Vol.55 『平成24年を振り返って』
Vol.54 『まちづくりの次なるステップへ』
Vol.53 『セレオ八王子北館のオープンに期待して』
Vol.52 『ロンドン・オリンピックを顧みて』
Vol.51 『まちの歴史を活かすまちづくり』
Vol.50 『地域の代弁者として』
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Vol.46 『先ずは挑戦を』
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Vol.40 「理解と協力そして実行へ」
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Vol.38 「八王子が一つになって」
Vol.37 「平成22年度を振り返って」
Vol.36 「政治が真の力を発揮し、復旧復興を」
Vol.35 「大災害に忍耐と英知を」
Vol.34 「そごう八王子店閉店とまちづくり」
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Vol.26 「厳しさを乗り越えて」
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Vol.24 「動き出した会議所改革」
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Vol.18 「民の力が生んだ“黒壁のまち”」
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Vol.6 「政治に期待するもの」
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Vol.3 「心の交流」
Vol.2 「多摩のいぶき」
Vol.1 「会員訪問を第一歩として」