『思いつくままに』
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Vol.46 道の駅 八王子滝山
 
4月1日にオープンした「道の駅 八王子滝山」は大変な盛況を呈している。連日、予想をはるかに上回る入場者数を記録しているとのこと。都内第一号の「都市型道の駅」の盛況は、まずは何よりのことである。
 
 
私は4月の平日の午後に行ってみた。芥川駅長の話だと月曜日の午後で、今日は少ない方とのことであったが、店内は結構混雑していた。
 
売れ筋は地場産の野菜を中心とする八王子の物産で、軽食・菓子類もなかなかの評判とのこと。土曜、日曜には品揃えが間に合わないほどの忙しさと、駅長は嬉しい悲鳴を上げていた。
 
この道の駅の成功の第一の要因は周到な準備の賜物であろう。行政、民間、経済団体が知恵を出し合い、建物の設計から配置、運営体制の在り方、そして生産者側との緊密な協力体制。このうちのどの一つが欠けても、今日の好スタートはなかったであろう。
 
第二の要因は施設の立地条件の良さであろう。市の中心部から車で十分足らずの至近の場所に、案内標識の充実もあって、何か面白いものができたらしいと、そんな話題性もあり、押すな押すなのお客様の来場も頷けようというもの。
 
今後、この好調な出足をどう維持してゆくのか。幾つかの課題も見えてくる。魅力ある地場産品の品揃えと供給体制の充実が急務である。売れ筋だから品切れでも止むを得ない。では利用者の心は繋げない。野菜を中心とした地産地消の実践と八王子ならではの魅力ある物産の販売であろう。
 
「八王子には八王子を代表する物産がない」とよく耳にする。この道の駅でもこの話を聞いた。実際には八王子産の優れた物産はたくさんある。しかし、「全国に向けて八王子を代表するもの」となると、首を傾げてしまう。皆さんは他所に出かけるとき、八王子土産の定番をお持ちだろうか。
 
なければ創ればいい。道の駅という発信基地ができたのだから、ここは一つ“八王子名物”をみんなの力で創り出したらどうだろうか。「八王子物産プロジェクト」を立ち上げ、真剣に取り組む時が来ていると思う。
 
八王子市が観光立市を目指すなら、八王子名物の一つや二つを欠かすことはできない。困難ではあるが夢多き課題でもある。衆知を集め、知恵を絞り、夢を実らせようではないか。八王子名物を生み育てることは、八王子のまちを育てることだと私は信じている。
 
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