『思いつくままに』
『思いつくままに』
 
Vol.41 多摩に夢を託して
 
 
第8回目の「多摩経済サミット」が11月24日立川市で開催された。このサミットは多摩地域の7つの商工会議所と21の商工会・連合会の代表が一同に会して、多摩地域の振興策について意見交換を行い連携事業に取り組むことを目指して発足したものだ。
 
既に8回のサミットの中で、多摩の広域観光や横田基地の軍民共用化、更には商業振興策などが取り上げられ、「多摩観光協議会」などは観光資源調査など、具体の事業の成果を挙げている事例もある。
 
 
今回のサミットにおいても、東京都への私からの“多摩地域の観光事業への支援の要望”に対しては、都の産業経済局長から「東京都においても観光事業時は主要事業と位置づけている。これからもできるだけの支援をしてゆきたい」との前向きな答弁が為された。
 
さらに今回集中的な議論がなされたのは、11月18日に武蔵村山の日産工場跡地にオープンしたダイヤモンドシティ・ミューの地域への深刻な影響の実態であった。「入るのに3時間、出るのに2時間待ち。周辺の道路は一日中車で占拠されてしまった。地域の商業活動や個人の移動は全く不可能な状態。今回進出した集中型商業施設によって、購買力の一極集中以前に、地域の生活環境が破壊されてしまう。」と言う意見が相次いだ。
 
大型郊外店の地域に及ぼす影響が購買力の集中という面にとどまらず、周辺地域の経済活動や住民の生活環境を破壊するとしたら、自由競争の結果だから止むなしとはできない深刻な問題である。
 
これからも八王子市を含めて近隣の地域で大型店の進出が計画されているが、資本力や集中の効果に物を言わせて、巨大商業施設が君臨する構図には何か割り切れないものを感じるし、特に改正まちづくり3法による中心市街地の活性化、コンパクトシティの形成とは相容れない巨人の一人歩きの姿を見る思いがする。
 
今回のサミットでは、多摩の将来に向けての明るい提案もあった。それは多摩地域に「国際花の博覧会」を誘致しようというもので、この趣旨は“2006多摩経済サミット宣言”として全会一致で採択された。
 
多摩地域が、それぞれの地域特性を生かしつつ、“丸ごと多摩”として、花の博覧会の開催という世界的な規模のイベントに取り組むことができる……そんな夢を託せる地域が“多摩”なのである。
 
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