『思いつくままに』
Vol.35 “昭和の日”の制定
今まで“みどりの日”として祝日だった4月29日が来年から“昭和の日”に変わることになった。昭和天皇のご陵墓をお守りする八王子市民としては、深い敬愛と親しみを込めて大賛成である。昭和という激動の時代を忘れないためにも、この日を大切にして、歴史を語り継いでいく一日になることを望んでいる。
数年前、私は叙勲の栄に浴し秋の園遊会にお招きを受けた。その折、天皇陛下をはじめ皇后様、皇太子様、皇族の皆様方とお話をする幸運に恵まれた。お話のきっかけは“ご陵墓のある八王子から参りました”と天皇陛下に申し上げた一言であった。
立ち止まられた陛下から“八王子の皆さんにはお世話になっています”というお言葉をいただき、感激に打ち震えていると、皇后様から“八王子のいちょう並木はきれいですね”とのお言葉をいただいた。
皇太子様からは、八王子の山々の緑豊かな印象のお話をいただいた。ご幼少の頃、陣馬山へお越しになられた思い出がよぎられたのではないだろうか。後に続かれた皇族の方々からも、交々八王子の印象などが語られ、お話の列が一時止まってしまい係の方が心配されるような状態であった。
今、行政が主体となり、高尾山・高尾駅・御陵などを含む一体の回遊性の向上を目指すなど、環境整備が進められようとしている。御陵に縁のある八王子にとって“昭和の日”の制定は様々な面で強いインパクトを与えてくれる。いちょう並木の活用の一つとして、夢街道駅伝のコース取りも、より充実したものになって欲しいし、30年・50年の将来に向けて、桜の新名所なども作りたい。
浅川の大規模改修も完了したが、子供たちが水辺に親しめる河川の活用も考えられるのではないか。それは、浅川の河川敷に小川を作る発想である。今、子供たちが自然に親しむ機会は極端に少なくなっている。そんな子供たちに「浅川の中の小川」は考えられないだろうか。
小さな川の流れができれば、そこには小魚や水生動物が棲んでくれるだろう。草むらには小鳥たちも遊び、巣作りもしてくれるだろう。大水で流されたら……。流されたらまた作ればいい。自然に親しむには、そのくらいの鷹揚さが必要ではないか。
“昭和の日”は八王子抜きには語れない。まさに“八王子の日”なのだ。市民挙げての工夫によって“八王子の日”を盛り上げようではないか。
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