『思いつくままに』
Vol.33 “夢と希望”
3月24日に開催された“会員の集い”は多くの参加者を得て大成功裡に終わることができた。所管の委員会の努力に加えて、講師の桜井よしこ氏のネームバリューと充実した講演に負うところが大きかった。
強い信念に基づく歴史観に裏打ちされたゆるぎない主張は、参加者の多くの共感を誘っていた。特に、中国との関係を中心に、国と国との付き合いの在り方、国家観の大切さを強調され、史実による歴史の検証が、国際社会における日本の国益を守る上でいかに大切であるかを教えられた。
講演会の後の交流懇談会で、参加された方々がテーブルごとに、あるいは席を離れて活発に交流されており、こうした落ち着いた雰囲気の会員交流のあり方もいいものだと思った。こうした機会に会員の方々が情報を交換し、交流を深めていただくことは、それぞれのお仕事にもプラスになることは間違いのないので、今後とも継続してゆきたいと考えている。
3月末に全国の地価公示価格が公表された。景気の大幅な回復傾向にも関わらず、地価は全国平均では下落傾向が止まらず、僅かに大都市を中心にポイント的に上昇がみられたに過ぎない。景気の地域格差を象徴するような地価の現状であった。
中央線の沿線をみると、都心から吉祥寺・立川までは価格の上昇が見られ、八王子や町田では横ばいか下落傾向を示していた。都市の勢いの一面をそのまま示しているとも言えよう。しかし、都市にはそれぞれのまちづくりの特性があり、八王子市は懐の深い、市域の豊かさを生かしながら、住んでよし、働いてよし、学んでよしのまちづくりを目指すべきであろう。
今、八王子のまちづくりは、八王子駅南口の再開発事業をはじめ、西八王子駅、高尾駅周辺地区の整備が課題の一つである。商工会議所が深く関わっている中央線の連続立体化事業や道の駅の建設、さらには圏央道の小仏ジャンクションの接続など、将来のまちづくりに向けて不可欠な事業も展開されようとしている。商工会議所においても、新年度にあたり、地域を代表する経済団体として、使命感に燃えて、中小企業支援策や街づくり事業への取り組みを進めてゆきたい。
今年は市制施行90周年の年である。商工会議所は既に百十余年の歴史を刻んでいる。こうした時、次の百年に向けた思いをめぐらせるのも意義深いことであろう。桜井よしこ氏は講演の後、“夢と希望”という言葉を色紙に残してくれた。当面する事業をしっかりと展開しつつ、百年の計に向かって前進したいものだ。
“夢と希望”、春の門出に相応しい言葉である。
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