『思いつくままに』
Vol.32 春の小川は・・・・・
以前、この欄で浅川の堤防に桜堤を作ろう。河川敷を利用して河口まで続くサイクリングロードを作ろう。等々河川の利用について提言したことがある。
日本のどの地域に行っても、川のきれいな町はその町自体もきれいだし、町に風情や潤いが感じられる。川をきれいに保つ努力は街そのものを美しく育てる共通の感性が働いているに違いない。
今、浅川では大規模な河川改修の工事が行われている。冬場の渇水期には毎年のように見られる光景だが、治水は国土を守る基本であり、大切なことだ。しかし、河川の体裁が整うことと川の姿が美しくなることは少しニュアンスが違うように思える。
百年に一度の大水にも耐えられる河川は、水に負けない河床や堤防など、高度な技術や多くの事業費が必要になるのであろう。ただ、親水という面からは水を流すだけの川ではなく、植物も動物も人間も親しめる空間としての河川でもあって欲しい。
この親水という面からは浅川にも今までも様々な工夫がなされている。鶴巻橋の下には広場や親水テラスが設けられ、多くの市民の姿が見受けられる。盆踊りに賑わう広場も提供してくれている。
私は、河川の活用という面からもう一歩踏み込んで、河川敷にサイクリングロードや水と遊べる小川のような流れのゾーンがあってもよいのでないかと考えている。
浅川
私の子供時代、浅川では泳ぐこともできたし魚の姿も多く見られた。メダカを追って袖を濡らしたことも何度もあった。織物の糊を洗い流す作業も八王子の風物詩の一つだった。
そんな昔と同じようにと求めることは無理だとしても、もう少し水に親しめ、水と遊べる仕掛け作りはできないものだろうか。子供たちが泳げる川は無理な注文だろうか。鮎の友釣りができる清流は無理だろうか。
浅川で鵜飼舟などは夢のまた夢か。でもせめて河川敷の一部に小川の流れなどを再現し、メダカや小鮒を追う子供たちの歓声は聞けないものか。
“春の小川はさらさらいくよ”の童謡の世界は望めないものだろうか。
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