『思いつくままに』
Vol.28 多摩の夜明け
大江戸天下祭り
 
10月29・30日の両日、東京の日比谷公園を中心に大江戸天下祭りが開催された。
一昨年に引き続いての開催だが大変な盛り上がりであった。あの広大な日比谷公園を埋め尽くすように、山車・神輿が関東一円から集まり、これに物産展が重なり、押すな押すなの大盛況であった。八王子から出店した高尾の蕎麦の試食にも長蛇の列ができていた。
今年、特筆すべきことは八王子から上八日町の山車がパレードに参加したことだ。関東各地を代表する山車10台余りによる壮麗な山車の列が、日比谷公園から東京駅まで続いた。我が八王子の山車が丸の内のオフィス街を通り、東京駅の正面から皇居二重橋の前を巡行したのだ。
私は山車の先頭に立って、祭り好きの血が騒ぎ、ぞくぞくするような感動を抑え切れなかった。八王子の長い祭り文化の中でも、まさに快挙であり、後世に語り継がれるべき一幕であった。
先月28日に第7回目の多摩経済サミットが開催された。このサミットは多摩地域の7つの商工会議所と21の商工会の代表が年に一度集まり、多摩地域の活性化について論じ合ってきた。
本年、このサミットで提案された事業の一つが実施に移された。昨年設立された多摩観光協議会による、多摩全域の観光資源調査である。既存の多摩の観光資源に加え、あらゆる面から多摩の観光の可能性を探ろうというものだ。その調査結果を心待ちにしている一人である。
近年、多摩地域はその可能性について、内外から大いに注目されている。先端企業群、大学群、優れた人材の宝庫、活発な経済活動、交通拠点としての利便性等々枚挙に遑(いとま)がない。多摩は今まさに夜明けのときを迎えているのだ。
そんな多摩の中心をなすのが歴史に恵まれた八王子である。その八王子を舞台に巨匠の手によって新たな歴史絵巻が誕生しようとしている。八王子出身の斉藤耕一監督による“伝説 八王子城物語”「まつりの朝」が来年にもクランクインされる予定なのである。
企画書から監督の言葉の一部を紹介しておこう。
「私たちの住む街八王子市を始め、かつて武蔵の国と呼ばれた三多摩地方には、祖先の残した数々の遺跡、伝説、文化が残り、今に伝わる。この映画は、それらの歴史の遺産を可能な限り取り入れ紹介しながら、乱世といわれた激動の時代を生き抜いた私たちの祖先の、その逞しい人間像の再現である。」
八王子市民として一日も早い完成を期待しつつ、最大限の協力体制で応援したいものである。
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