『思いつくままに』
Vol.26 多摩の魅力をさぐる
多摩地域の経済問題や地域づくりを協議し、提言を行う「多摩経済サミット」(多摩地域7商工会議所会頭・22商工会会長の集まり)は今年で7回目を迎える。
このサミットから多摩の観光事業について新たな取り組みがスタートすることとなった。平成5年に開催されたサミットで私が行った「多摩まるごと観光」の提言が実を結ぼうとしている。
高尾山薬王院
多摩地域の優れた自然環境を柱とする観光資源を生かして、多摩を新たな観光エリアにしようとする発想である。日帰り中心型の現在の観光から“やすらぎ”をテーマにした滞在型も視野に入れた観光事業を検討するため、連絡協議会の設置も提案した。
昨年の第6回サミットにおいて、この提案をもとに「多摩観光協議会」が発足した。この協議会の目的は多摩地域の経済団体・観光関係機関等が連携し、多摩地域の広域的な観光振興を促進しようとするものである。
本年度、この協議会の事業第一号として、多摩地域の観光振興に役立つ調査事業に着手することとした。多摩地域の観光・集客の現状を把握し、広域的な産業活性化策としての観光・集客交流のあり方と展開方法を提言したいと考えている。
つまり、この調査は単なる数値や項目の分類だけでなく、各地域の事業展開の事例等に即して、今後各地域が新たに取り組む観光振興策のヒントになるような、提案型の調査結果を示したい。
八王子市を例にとれば、高尾山という都民のオアシスがある。この地をさらに多くの方々に親しんでいただこうと、今幾つかの仕掛けが検討されている。高尾山を訪れる方々への情報提供などを目的とする「高尾の里」の建設計画も進行中であり、さらに高尾陣馬ファンクラブの立ち上げ、観光ボランティアガイドの設立など、多彩な事業が展開されようとしている。
多摩の各地域が、それぞれの自然や歴史・文化などの特性を生かして、多摩地域に外からの集客が計れたら、多摩はもっともっと活性化し、魅力的な地域として発展するに違いない。
私の夢は、多摩各地の人と自然の持つ横断的な活用である。多摩国体や花博覧会の開催も話題に上っている。多摩地域には無限の可能性がある。その可能性を引き出す経済界あげての“調査事業”の成果が待たれるところである。
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