『思いつくままに』
Vol.23 愛・地球博〜八王子の日
太陽の塔の大阪万博から35年、今名古屋で開かれている愛知万博(愛・地球博)が佳境に入りつつある。6日には日本のナショナルデー「ジャパンデー」を祝う式典やコンサートで盛り上がった。
5月26日から6月5日までの11日間、わが八王子市もこの万博に参加した。長久手会場のパビリオン「モリゾー・キッコロメッセ」で、全国から15のファッション都市が一堂に会した“クリエイティブ・ジャパン”プロジェクトに参加・出展したものだ。
八王子車人形
参加した各都市は、特産品を中心に地域の製品を紹介するものが多かったが、八王子は“歴史と最先端技術”をテーマに、未来への可能性を立体映像でアピールした。子天狗が案内役となった立体映像は、会場内では一際目立つブースであった。特に立体映像は子供たちに大人気であり、八王子を強くアピールすることができ大成功であった。
金属MEMS
6月3日の“八王子の日”は八王子の車人形が上演された。私の隣に座った観客は、人形の優雅な舞い姿に感歎の声をあげていた。何度も同じものを見ている私でも、改めて感動を禁じえなかった。今回の万博への参加が大成功を収めた陰には、主催者としてのファッション都市協議会の前向きな取り組み、これに呼応した的な支援八王子市の全面をはじめ、サイバー特区を中心とした関係企業の献身的な努力、車人形後援会や会議所の各部会の積極的な応援参加など、八王子市の総力を挙げた取り組みの成果ということができよう。関係各位に、改めて心からの感謝を申し上げたい。
私は万博の帰途、名古屋市内にあるトヨタテクノミュージアム「産業技術記念館」に立ち寄った。広大な記念館を見学し、豊田佐吉翁の織機にかけた情熱とこれを伝承発展させ、世界のトップ企業に成長したトヨタ自動車グループの技術へのこだわりを見ることができた。
最先端の技術は決して一朝一夕にして生まれるものではない。創意と工夫、情熱と忍耐の全てを注ぎ込み、膨大な技術の蓄積の上に超最先端の技術が生まれ、育っていくものなのだ。
赤レンガの壁に鋸屋根の当時の工場内に、初期の機織機から動力織機、そして最新鋭の自動織機でが、汚れや埃一つなく動態保存されている。折しも韓国の視察団に行き逢ったが、要望に応じて稼動する織機は、現役そのものの動きで、製品を織り出していた。
万博で見た八王子の技術力に思いを馳せ“技術は一日にして成らず”の感を強くしながら、記念館を後にした。
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