『思いつくままに』
Vol.21 愛・地球博と八王子
国際博覧会が始まった。今世紀初、日本では35年ぶりの開催という。昭和39年に東京オリンピック、昭和45年の大阪万博、そして今回の名古屋「愛・地球博」と続いた。日本で開催される百年に数回という国際的なイベントに生涯で三回もめぐり合えたことは大変に幸運であった。
3月25日に開幕されたこの愛・地球博は八王子も無縁ではない。我が八王子からもパビリオンへの出展が計画されているからである。
平成6年に八王子商工会議所は創立百周年を迎えた。この記念行事の一つとして、今後の八王子のまちづくりを見据えた新たな視点から「感性が響き合うファッション都市・八王子」の実現を目指し、平成8年には「ファッション都市宣言」も行った。
地球博への参加は、このファッション都市づくりと密接な関係がある。つまり、クリエイティブ・ジャパン事業の一環として、全国のファッション都市が、それぞれの都市の活力や魅力を世界に向けて発信しようという試みなのだ。参加期間は5月26日(木)から6月5日(日)までの11日間。会場は西ゲートを入って左手の「遊びと参加ゾーン」の中にある「モリゾー・キッコロメッセ」である。
八王子車人形
展示の内容は“絹の道”に象徴される八王子の伝統産業と、その風土の中で育ちつつある最先端科学技術の紹介を中心に、八王子の存在感を映像と実物を駆使して、世界に発信する計画である。さらに、この11日間の中で、6月3日(金)の一日間を八王子の日として、本市の豊かな伝統文化を伝える「八王子車人形」の公演も計画している。
35年前、私は関西方面でも織物の販売を手広く行っていたので、大阪万博にも何度か足を運んだ。太陽の塔が見下ろす会場で、長い行列の末にアポロ11号が持ち帰った“月の石”を見学した記憶が懐かしく思い出される。
商工会議所でも、会員サービス事業として5月9日(月)・10日(火)の一泊二日で見学会を実施する。現在参加者を募集中である。“百聞は一見にしかず”とか。是非皆さんと一緒に見学し、万博を楽しみたいと考えている。
大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」だった。35年後の愛知万博のテーマは「自然の叡智」である。人類はこの35年間、自然との調和、国と国との調和、そして人間と人間の調和を前進させてきただろうか。内戦やテロ、様々な紛争で銃声が響き、多くの命が失われ続けている。地球環境の破壊という人類の生存をも脅かしかねない不調和の状態も多発している。
21世紀の人類は「自然の叡智」から何を学び、何を前進させられるのだろうか。そんな重いテーマも含めて、愛・地球博の会場を訪れてみたい。
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お問合せ: 八王子商工会議所
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