『思いつくままに』
Vol.17 新体制の発足に当たって
樫ア会頭
11月から向こう3年間の新体制がスタートした。不肖私が引き続き会頭に推され、これをお引き受けした。己の気力・体力を見極めての選択であった。私はこの3年間、商工会議所の将来に向け、実りあるものとしてゆきたいと考えている。
私はここで新たな任期に向け、会議所活動の幾つかの課題を申し述べ、関係各位のご協力とご支援をお願いしたい。
第一の課題は組織・体制の強化である。様々な事業に取り組むためには、商工会議所自身の組織力、行動力、財政力を強固なものとしなければならない。特に会員制の組織にとって、会員の増強・充実が基本的な必須の要件である。
全国的な傾向を見ても、会員数の減少が続いている。八王子の場合、平成8年をピークに会員の減少傾向に歯止めがかからない状況が続いている。組織・財政基盤の強化は焦眉の急となっている。
次に第二の課題としては、部会活動の充実・強化である。長い懸案であった“部会”の再編成については、前期において、時代の変化、業種の消長等に対応するため、新部会の設置を含めて七つの部会として、発展的に再編成された。
新生七部会にあっては、従来の事業を踏襲するだけでなく、会議所活動の実践部隊として、業界の振興やまちづくりに対して、意欲的な新機軸を打ち出し、活発に事業を展開し、地域の活性化に結び付けて欲しい。特に、織物業の新しい発展、八王子物産の発掘や新規開発、さらには21世紀型の観光産業の振興などの分野では特段の取り組みを期待している。
第三としては、都市インフラの要でもある道路と鉄道の課題である。本市は鉄道・道路ともに結節点として優れた立地にあり、圏央道の完成を待って広域交通の中心的都市となる。さらに、JR中央線の連続立体化の実現によって、市内交通の流動性が飛躍的に高まることが期待されている。この目的達成のための横断的な委員会も新たに設置されたことであり、今後の息の長い粘り強い取り組みが待たれる。
国と地方の役割が見直されつつあり、地域主導のまちづくりが求められる時代になってきた。“八王子らしいまちづくり”が問われる時代なのだ。その担い手は市民であり、行政であり、経済団体である。地域に住む人々が誇りを持ち、地域に伝えられた文化や歴史が大切にされ、高齢者にも優しい八王子の実現を目指したいものである。
ファッション・TMO・サイバーシルクロード等々、会議所を中心とする諸事業が活発に展開され、成果を挙げつつある。今後は中心市街地の活性化や大型店との共生問題なども大きな課題となってくる。
商工会議所の関係者の皆さんと力を合わせ、行政との協調連携を密にし、魅力ある商工会議所づくりに励み、より一層信頼される商工会議所となるよう全力を傾注してゆきたい。
以上が私の3年間に向けての課題認識とそれに対する決意であり、変わらぬご支援をお願い申し上げ、筆を擱く。
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