『思いつくままに』
Vol.12 浜名湖花博と青いバラ
6月の初め、関東商工会議所連合会(関商連)総会が熱海市で開催された。関商連は首都圏の1都8県、103の商工会議所で構成されている。毎年総会を開催し、各地域の経済問題を中心に実態の紹介や政策提言等を行っている。
私は東京地区を代表して、多摩地域を中心とした経済実態や企業の活動状況、広域的な観光事業への取り組みなどについて発言した。
関商連
翌日、浜松で4月から開催されている「浜名湖花博」や浜松地域の企業見学会等に参加した。ここで今話題の花博について触れてみたい。
この“花博”は「国際園芸博覧会」(国際的レベルで園芸生産者の共通の利益を図ることを目的として開催・日本では大阪、淡路に続いて3回目の開催)と「第21回全国都市緑化しずおかフェア」(都市緑化意識の高揚、緑化に関する知識・技術の普及、人々の交流による新たな文化発信をめざす花と緑の祭典)とが合わせて開催されている。
花博は4月8日のオープン以来、平日でも3万人を超える入場者数を数え、予測を超えた人気を集めているという。開催地の静岡県や地元浜松市、商工会議所、園芸関係者などの努力が実ったものであり、地域の振興や地元経済への大きな波及効果が期待されている。
会場
この花博会場で強く印象に残ったのは、「花みどり未来館」に展示された“青いバラ”の花であった。バラの栽培家が数十年の交配育種を重ねた成果として、2種類の“青いバラ”が展示されていた。濃いスカイブルーとはいえないが、澄んだ青空を思わせるさわやかな青色は大勢の人々の目を集めていた。
ところで今月1日の朝刊にカラー写真で“青いバラ”が紹介されていた。ある新聞は一面の中段に「青いバラ研究開花」と報じていた。不可能の代名詞とまで言われてきた青色100%の“バラの花”をある企業がバイオの技術を使い、17年かけて完成させたものという。
世界の育種家が夢の実現を目指して根気強く交配改良を加えてきた“青いバラ”と最先端の遺伝子組み替え技術で実現させた、やや青紫色に近い“青いバラ”。アプローチの手法は違っても目指す頂点は一つ。
近い将来、秋の空を思わせる深いスカイブルーのバラが花屋さんの店頭を飾っている。そんな夢、楽しい期待である。
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