『思いつくままに』
Vol.7 2期目の市政に期待する
黒須市長が再選された。一期目は市役所の意識改革と街づくりプランの構築に重点が注がれた。「街づくりは誰のためにあるのか」「街が繁栄するためには何が必要か」等々の命題に対して、黒須市政は4年間の行政運営の中で、明快な方向性を示してくれた。
私がこの4年間の市政を高く評価したいのは、次の三つの基本的な取り組みにある。
高尾山
その1は市民を街づくりの主人公と位置付け、市民本位の発想を行政運営の基本に据えたことだ。具体的には八王子の基本プランである「基本構想・基本計画」づくりを、原案の段階から市民参加型の「市民会議」に任せたこと。さらに、産業政策の立案に当っても、広く大学・産業界に人材を求め、衆知を結集した中・長期計画に結実させたことである。
その2は公共施設の運営管理を市民の利便性を最優先に改めたことである。市役所の窓口や多くの施設の開設時間を大幅に延長したこと。
その3は市民団体、経済団体等との信頼関係を保ちつつ、市民の自主的な活動を活性化させるために、補助金制度を抜本的に改善したことである。市民が主役の活発な活動の展開が楽しみである。
今後とも、こうした意欲的な取り組みによって、八王子が持っている、数えきれないポテンシャルを産業振興と街の活性化に集約して欲しい。そして市民との協働関係を密にし、意欲のある職員の手によって、設計図に描かれた「八王子元気計画」が具体化する4年間を期待したい。
今回の選挙では投票率の低さが話題になった。30%を切る数値にはいささか驚いた。国や地方を問わず選挙や政治への無関心層が増え、投票率が下がり続けている。理由はいろいろあろうが、民主主義の基本から見れば、この傾向は大きな危機といえる。
しかし、市民に市政への関心が薄いと嘆く前に、もっともっと市政の方から市民の中へ近づく努力が必要ではないだろうか。大規模な市民集会方式を、もっと小さな集会や討論会とし、「ひざ詰懇談会」とでもして、市民の本音を聴くことも効果的だと考える。
さらに、市議会の休日や夜間の開催などを実現すれば、市民の意識や関心も変わってくるのではないか。この4年間、さらに一歩前に出る市政によって、市民と行政との距離が近づくことを期待して止まない。
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