『思いつくままに』
Vol.6 “覇気”を持とう
長かったトンネルの先にようやく光が見えてきた。大企業の業績や活発な貿易に支えられて、日本の景気に回復の明るさが見えはじめた。
日本商工会議所が予てから要望を重ねてきた税制改正や融資対策、企業支援対策などの効果がようやく出てきた感じがする。
高額商品が売れ、高級なレストランが週末ともなれば満席である。割高だがエコカーの売上も順調で、納品まで数ヶ月を要するという。各種の経済指標も改善の傾向が見られ、景気がようやく動き出したことは事実である。
10年以上にわたるデフレと不況の試練は、企業を打たれ強くタフな、そして技術力やアイデアで勝負できる力強い体質に生まれ変わらせつつあるといえる。
しかし、こうした変化の兆しは中小企業にはまだまだの感が強いのも事実である。相変わらずデフレの傾向が強く、内需の回復も十分ではない。しかしである。そろそろ我々中小企業者も、不況風の隠れ蓑を脱ぎ捨てる時期にきているのではないだろうか。資金繰りの難しさは相変わらずとしても、金融機関の審査は企業の経営姿勢や技術力にまで踏み込んだ、企業のトータル力を判断するようになってきている。
だから、不況、不況の大合唱はもう止めにして、大手企業に負けない創意と工夫によって、今年こそ「脱!平成不況」の元年にしたいものである。
昨年一年間を振り返って見ると、行政と経済界との連携には目覚しいものがあった。情報特区事業も甲谷会長を中心に積極的な事業が見られるようになってきた。特に産産連携や産学連携、行政の制度の活用など、縦・横軸の連携が実現しつつあることは素晴らしいことである。
中心市街地の活性化事業も動き出した。TMO事業の一つである“夢五房”がオープンし、夢美術館も賑わいの原動力となっている。今年も関係者が力を合わせ、大いに盛り上げて欲しい。
今年にかける大きな夢は圏央道の早期開通である。私は会頭としての10年余を市民組織の先頭に立って、その促進に努力してきた。多摩全体の広域交通網の確保と本市北西部地域の活性化のためにも、一日にも早い完成が待たれるところである。
「攻撃は最大の防御」とか。今年一年、商工会議所会員の誰もが心機一転、一歩前へ踏み出す“覇気”を持ちたいものである。
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