『思いつくままに』
Vol.5 歌う観光大使
平成15年も終わろうとしている。今年こそは……の期待の中でスタートして一年、手放しで喜べる状況にないのが残念である。しかし、株価の大台回復や大手企業の業績回復、経済指数の改善など、景気に上向きの兆しが見えはじめたことは心強い限りだ。
東京商工会議所では3ヶ月ごとに会員企業の業績や経済環境についての調査を行っている。7〜9月期の調査結果が今月はじめに発表された。
これによると、現在の業況については「大変良い」「よい」と回答した企業は12.8%で、前3ヶ月の調査に比べて5.0ポイント上昇した。東商では「業績は緩やかな回復傾向にある」と見ている。こうした好転の兆しを大事にして、来年こそは「本格的な回復」と言えるように努力したいものだ。
今年の八王子は“観光”に大きな進展が見られた一年でもあった。9月には市の観光振興プランが北島三郎観光大使発表され、八王子の資源を生かした「八王子まるごと観光」を目指した、28項目のアクションプランが示された。これらの事業を具体的に推進する「八王子市観光振興会議」も11月には発足した。街づくりへの積極的な関与と事業展開が大いに期待されるところである。同じ11月中旬、東京・新丸ビルの展示場に八王子の山車人形「諫鼓(かんこ)鳥」が展示され話題を呼んだ。これは江戸開府400年事業の一環として、東京各地の山車や山車人形が展示されたもので、八王子の歴史と伝統を広めるのに一役買っていた。
また、最近大きな話題となっているテレビ番組「ハコイリムスメ」は、高尾山を舞台にしたコミカルなドラマであり、この番組の放映以来高尾のケーブル駅は長蛇の列ができ、参道には若い世代の姿北島三郎観光大使2が目立つようになってきた。テレビ電波の活用も効果のある観光事業の一つといえよう。11月30日の新聞に賑やかに報道された“歌う観光大使”サブちゃん始動……の北島三郎さんの観光大使第一号は、アクションプランの主要事業の一つが、早速に実現されたものである。
“観光”を通じて寄せてくる波の力が、商店街の活性化や産業の振興まで波及することを期待したい。八王子の未来に大きなうねりの手応えを感じつつ、新年への決意を新たにしている昨今である。
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