『思いつくままに』
Vol.3 吉兆の星は
ようやく清明な秋晴れが続くようになった。ことしは何かと異常続きの年だった。特に異常気象は私たちの生活のリズムを大いに狂わせた。5月・6月には季節外れの台風が被害をもたらした。暑さのない夏の季節も生活や経済活動に少なからず影響を与えた。クーラーをはじめとする夏物商品、海のレジャー産業などは大苦戦を強いられた。
そんな騒ぎの夏は終ったが、冷夏は稲作に深刻な打撃を与えた。10年来の不作だと言われる。特に東北地域や北海道の多くの地域で凶作となり、一年間の丹精が実らなかった農家の方々の落胆はいかばかりであろうか。
今年の日本列島は地震にも見舞われている。5月の宮城県沖地震、9月の十勝沖巨大地震など、各地に大きな被害をもたらした。なお余震の続く被災地の方々には心からのお見舞いを申し上げたい。
火星大接近も今年の話題の一つであった。地球と火星が地球と太陽の距離の3分の1(約5千万キロ)まで近づいたのだ。今年の火星の大接近は、紀元の年号の中で最も接近したものとも言われ、こうした大接近は今後数百年にわたって起こらないとされている。今でこそ、宇宙の一大ショーとして多くの人が観測などで楽しんでいるが、日本では古来、妖しい赤みを帯びたこの星を、惑(けいわく・火星の漢名)と呼び、転変地変の前兆として恐れられていた。
そう言えば、今年は異常気象による冷害や地震など、転変地変が続いている。やはり火星は災難をもたらす "不吉な星" なのだ・・・・・・と。火星探査機が着陸する時代に、これは冗談だが、そんなことを言いたくなる程、今年は変わり事の多い年だった。
ここにきて、株価も1万円台を回復し、大企業中心ではあるが業況も改善され、 "景気は回復の兆し" と期待感を持って受け止められている。こうした時こそ、経済でも政治においても、しっかりと時流を判断し、取り組むことが求められる。
五穀豊穣や本格的な景気回復をもたらしてくれる "吉兆の星" を一日も早く掴みたいものだ。
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