検定合格者に聞く
【このコーナーは、受験合格者の『声』を随時お伝えします】
 
電卓名人位合格第1号
和歌山大学 西 春香さん
 
去る6月14日(日)、全国一斉に施行された電卓技能検定で「名人位」合格者が出た。「名人位」の合格は今回が初めてで第1号である。
西さんに「名人位」合格について伺った。
 
     
電卓名人位合格第1号 和歌山大学 西 春香さん
 
 
 
 
田辺会頭(左)と受賞した西さん(右)
 
「名人位」 これは私にとっての一番の目標でした。その名人位が今回の検定でとれたと聞いた瞬間嬉しくて涙が出るほどでした。知らない人からすると不思議に思うかもしれませんが、ここまでくるのにかなりの時間が必要であり、電卓を打つ速さ、正確さ、さらに忍耐力、集中力・・・他にも様々な力が必要でした。私自身の力だけでなく周りの人の支えがあってこそ私はここまで頑張ってくることができました。
 
小学5年生から電卓を習い始め、1級までは検定を受けるとスムーズに合格していました。段になるとなかなか自分の思い通りの段に合格することができなかったのですが、準7段に合格し、合格する喜びを感じました。
 
しかし、そこからが今まで以上に苦痛でした。練習しても合格点はたまにしか出ない。検定を受けても奇跡が起きるわけでもなく、何度も不合格になっていました。そのときは軽い気持ちで考えていました。
 
高校時代は勉強、部活、生徒会、電卓の練習と、色々とやらなければならないことがあり、電卓は後回しになっていました。その後回しにした結果が不合格になっていました。これだけ不合格が続くし、他にもやりたいことも色々ある・・・。そう考え、電卓を辞めようかと考えた時期もありました。
 
しかし、合格する喜び、周りの人に認められる喜び、自分が成長しているという喜びなどが私には捨てきれませんでした。高校を卒業し、和歌山大学に入学してからは電卓の練習に力を入れるようになり、その結果大学1年のときに十段に合格することができました。
 
     
電卓試験の様子
 
 
 
 
 
 
このときは合格できたという喜びもあったのですが、信じられない気持ちでいっぱいでした。「頑張れば結果につながる」という言葉の意味がよくわかったような気がしました。十段に合格できたのなら名人にも挑戦してみようと思い、受けていたのですが、名人位の壁は手の届きそうで届かないところにありました。でも、頑張れば合格できる、その一心でした。
 
周りの人は大学生活を楽しんでいるのに何で私は電卓を練習しているのだろうと思っていました。しかし、私はいつでも遊べることができる、けど、他の人はこれだけ地道な練習を続けることができるのか?と考えました。
 
自信を持って「名人位に合格した」と言いたい。今の自分があるのは周りの人のおかげでもある。それを捨てたくはないと思いました。名人も何度も挑戦して何度も不合格でしたが、諦めない、その結果が今回の名人合格につながったのだと思います。
 
名人をとって終わり、ではなく、私は今後もさらに上の満点合格を目指して挑戦し続けたいと思います。
 
(7月25日ICA国際電卓ニュースより)