『田辺会頭からのメッセージ』

Vol.102『世界をリードする国へ』 

暖かで穏やか年明けでありましたが、中旬頃より本来の寒さが戻り、恒例の各種業界、団体の新年会には皆さんがコートの襟を立てて出席されておりました。どちらの新年会に伺っても、ご参加の皆さんにお変わりなく、穏やかな新年会と一言で申し上げても良いと思います。

そして、懇談のなかでの話題は、アメリカのトランプ大統領と小池都知事について集中しておりました。

このお二人は昨年の後半から色々と注目され、ニュースとなることが多かったので、無理からぬことだと思います。

話の内容を聞いておりますと、トランプ大統領については、否定的な話が多く、都知事については様々な話となり、ひとまとめで表現出来ない、そんな印象でありました。

ただ、いずれにしても今年このお二人が外・内とで、我国を揺るがすことになることは、間違いないと思います。もちろん、海外をみると、アメリカ大統領だけでなく、アジア・中東・ヨーロッパと波乱要因となるそれぞれの問題を抱えておりますので、どこで何が起きるか目の離せない一年になると考えます。

我国はと言えば、政治は世界の中で最も安定した状態にありますので、それぞれで抱えている課題にしっかり取り組む年であると思います。

国内においては、少子高齢化にともなう人口減少社会が現実となり、消費の低迷と、労働力不足が大きな課題となっておりますので、アベノミクスを中心に働き方改革を含めて、いかに成果を出せるかがポイントと思います。

また、私共中小・小規模事業者にとっては、この二つの大きな問題が根底にありますので、これを乗り切っていく為に、何よりも生産性の向上に努力をすべきかと思います。

例えて申し上げれば、売り上げが昨年と同じであっても、生産性が上がれば利益は増えるわけですし、労働力不足がカバー出来ることになります。特に非製造業の分野で、我国の生産性が低いことは以前より指摘をされておりますので、この分野で仕事をされている方は、しっかりと考えてみなければならない、そして、今年は腰を据えて、取り掛からなければいけないことだと思います。

製造業と比べますと、数字で具体的に表すことが難しい仕事の内容ですので、考えなければと思っていても、ついつい遅れていたのではないでしょうか。

しかし、猶予はありませんので、情報通信技術を駆使するなど、改善に努力をしていただきたいと思います。

国は労働力不足の対応に、働き方改革を強く進めていく方針であり、その内容として、女性や高齢者の活用があげられています。しかし、この分野はかつて中小企業の方が得意としていたのではないでしょうか。

振り返ってみれば、ここ数十年にわたり一生懸命大企業のあり方をなぞってやってきたわけですが、もう一度中小・小規模のフットワークを生かした経営のあり方を考えてみなければならないと思います。

今年は世界各国が混乱気味でありますので、安定している日本がやるべきことをしっかりやることによって、一歩抜け出し、世界をリードできる国になるチャンスの年であると、期待を込めて考えております。

 

 


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