『田辺会頭からのメッセージ』
Vol.20 「一年を振り返って」
 
 
あっと言う間の一年でした。“光陰矢のごとし”を改めて実感しています。会員の皆様にとっては、リーマンショックに端を発した不況対策に対応する、生き残りをかけた一年だったのではないでしょうか。
経済が低迷する閉塞感の中で実施された8月の総選挙では、大激変が起こりました。
こうした時代の変化の中にあっても、商工会議所の使命は変わることはありません。地域の企業活動を支援し、会員企業の声を行政に届け、地域の経済振興に役立たなければなりません。
さらに、経済人の自由な発想のもとに、まちづくりの長期戦略に関しても、夢のあるプランを提唱し、世論を形成していくことも大切な役割だと思います。
このため、商工会議所ではこの一年をかけて、東京都の産業交流拠点を中心とした、明神町・旭町地区のまちづくり計画を検討し「まちづくり戦略考」として提案しました。
さらに、八王子の文化・産業を後世に伝えるため、八王子の山車・織物の歴史などを展示できる文化伝承館の構想も発表しました。(これらのプランの詳細は新年号で特集します。)
商工会議所が本来の使命を果すためには、組織基盤の安定が不可欠です。私はその一環として会員の生の声を聴くため、昨年から職員による全会員訪問事業を指示し、実践してきました。
会員の声の多くは大変厳しいものでありました。私は商工会議所が真に地域に根を下ろした組織になっていないことを痛感しました。
こうした反省に立って、今年度は新たに「地区割り制度」を導入しました。八王子を8つの地域に分け、それぞれの地区に責任者を置き、 地域に密着した会議所活動の実践に取り組むこととしました。
今年は穏やかな師走の入りでしたが、円高の進展や政治の動向を見ていますと、年が明けても不透明な状況が続くものと思われます。
より一層の努力と緊張感を持って、対処していくことが求められると思います。
改めて、組織をお預かりしている責任の重さをかみ締め、精一杯の努力を重ねる覚悟です。会員の皆様の一年間のご尽力に感謝申し上げ、コラムの一年を閉じたいと思います。ありがとうございました。
 
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