『田辺会頭からのメッセージ』
Vol.12 「まちはキャンパス
〜大学コンソーシアム八王子の設立」
 
 
3月27日に大学コンソーシアム八王子の設立記念総会が開催された。八王子市が学園都市を標榜してから30年の歳月が流れている。
この間、大学と学生を街づくりに結び付けようと様々な試みがなされてきた。数多くの組織もつくられ、それはそれなりに成果を挙げてきた。
私は純粋な民間組織として、学園都市友の会の発足に関わり、今日の学園都市推進会議に至るまで、組織運営に深く関わってきた。
学園都市のあり方を議論し、提言し、そして実践してきた。学生を主体とする数多くのイベントも実施してきた。このことは、現在の推進会議の事業にも脈々と受け継がれ、学園都市づくりの先導役を果し得たものとして、いささかの自負をしている一人である。
今回のコンソーシアム構想はその狙いとして「本市の学園都市としての特性を活かし、学園都市づくりをより効果的に行うために、人材、資材、資金を集中させ、オール八王子で各団体や事業の連携を図る各団体の連合組織“大学コンソーシアム八王子”を設立する」としている。
今回、コンソーシアム八王子の設立に当たって、私は経済界を代表する立場で理事の一人として参画してきたが、地域と大学との関係は意外と多様な接点を持っている。
産学連携やインターンシップの受け入れ、あるいは地元企業への就職など、産業活動と人材の面では不可欠の関係にある。これに加えて、社会と教育機関の関係として、いわゆるリカレント教育の舞台として、人の生涯に関わりを持つ教育機関としての発想が期待される。このコンソーシアムの設立を機に、今後ともより多くのメニューを生み出す努力を大学に期待すること大である。
さらに、11万人もの若者が学ぶ街として、学生が快適に住める環境の確保も大切なことだ。特に外国人留学生の場合、入学時の住まいの確保が難題と聞いている。生活習慣の違いなどもあろうが、先ずは安心して住める住居の確保が先決であろう。
経済団体としても、留学生がスムーズに入居できる環境づくりについて、大学との協議も進め、支援体制を構築してゆきたい。学園都市八王子で快適な学園生活を送り、留学の所期の目的を果し、友情と交流の思い出を抱いて帰国する。コンソーシアム全体の事業からすれば、慎ましやかな事業かもしれないが、留学生が笑顔で卒業できるよう、経済団体として具体的に取り組んでいくことをお約束したい。
 
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