『田辺会頭からのメッセージ』
Vol.9 「会員訪問と交流懇談会で手応え不況対策にも全力を」
 
新年明けましておめでとうございます。一昨年11月に会頭に就任し、早くも2回目の新年が巡ってきました。
この間、多くの方々のご支援をいただき、様々な事業に取り組むことが出来ました。改めまして、心からの御礼を申し上げます。
さて、私が就任にあたり「信頼と存在感のある会議所を目指す」という目標に向け、先ずは会議所の存在を知っていただき、役に立つ会議所活動の実現が急務であると申し上げました。
 
この原点に立ち返った第一の事業として、職員による全会員への訪問活動に取り組みました。
先ずは会員の皆様と会議所のコミュニケーションを密にすることが、会議所を知っていただく第一歩だと考えたからであります。
すでに三分の二を超える会員訪問を終え、年度内には全て終了する予定ですが、会員の皆様から多くの声を頂いております。職員が会員事業所を訪問し、お話を伺うことには大方の評価をいただきました。
しかし、「会議所の事業が見えない」「会員でいるメリットがない」等々、厳しい声もいただいております。
この会員訪問事業に加えて、市内九箇所で会員交流懇談会を開催し、皆様のご意見を伺うとともに、私から会議所の目指す方向性について、ご説明を申し上げました。
皆様からは「会議所が何を目標に活動しているかがわかった」「会議所の存在意義を強く感じた」などの積極的なご発言を多くいただきました。
お話をしながら、熱心にメモを取られる会員さんの姿に、私は目頭が熱くなる思いを感じていました。
やはり、直接お話をし、情報や思いをお届けすることの大切さを、改めて学んだ思いがいたしました。
職員が持ち帰った会員の皆様の声を、そして交流会でいただいたご意見を決して無駄にはいたしません。これからの会議所運営の指針として生かし、実践することをお約束いたします。
さらなる不況対策を
 
それにつけても、大変に厳しい経済状況が続いております。百年に一度の深刻な危機ともいわれ不況の嵐が世界中に吹き荒れています。
我が国とて例外ではありません。全ての業種にわたって深刻な金融不況に見舞われています。
輸出不振と円高に直面する自動車や家電産業などの事業の縮小に伴う下請け企業の仕事量の減少、雇用の削減、消費の減退、金融の縮小に苦しむ中小零細企業などマイナス要因に溢れています。
こうした事態に対して、昨年十一月に日本商工会議所が中心となり、各地域の深刻な実態を集約し、国に対して緊急かつ大規模な経済対策を要望いたしました。
麻生内閣では、その最初の仕事として、新経済対策を立案し、金融支援策を中心とした支援策を打ち出しました。
しかし、経済状況の悪化のスピードに対策が追い付かず、期待した実効がまだ見えていません。
中小零細企業が直面する金融危機をどう乗り切るのか。安定した経済活動をどう実現するのか。政治に期待する課題は大きなものがあります。
史上最大規模の新年度予算を組み、大不況に立ち向かう政府のねらいは多としますが、これからも大胆かつ果敢な実行により、景気の改善に向けた実効があげられるよう強く望みたいと思います。
私たちは経済団体の立場から、今後とも中小企業の窮状を政府に訴え、効果的な対応策を引き出す努力が欠かせません。会員の皆様と手を携えて、全力で不況対策に取り組む覚悟であります。
正月に相応しくない、深刻なご挨拶になりましたが、明日の明るさに期待しながら筆をおきます。
 
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