『田辺会頭からのメッセージ』
Vol.7 「新たなパートナーとして」
 
 
全国の商工会議所の数は516。東京には8つの会議所があります。先月末にこの8商工会議所の会頭が集まり、意見交換会が開かれました。会場は武蔵野商工会議所でした。
今回の会頭会議には、東京都から山口副知事や佐藤産業労働局などの方々をお招きしましたが、副知事の出席は10年ぶりのことでした。
この会合の中で、多摩地域にある商工会議所の会頭からは、各地域の実情や重点施策などが報告されました。共通の話題の第一は最近の不況の現状とその対策についてであり、中でも多くの指摘があったのは、中小企業に対する金融機関の融資姿勢の厳しさであり、国や都に対する緊急対策の必要性が強調されていました。
この中で、会議所の要望を受けて、府中市が緊急融資制度を制定した事例が注目されました。さらに、各地域での活性化対策が紹介され、地域の特性を生かしたユニークな政策ばかりでした。
武蔵野商工会議所からは食のキャンペーン事業が、青梅市からは自然や緑の環境を生かした地域起こしの事業などは大いに参考になるものでした。
各地の商工会議所の事業の進め方で感じたことは、行政との連携関係のあり方についてでありました。多くのケースは行政が会議所に事業を単に委託するというレベルではなく、行政が直接行うよりは、経済活動の専門組織としての商工会議所に任せたほうが効率的であるとの判断のもとに、積極的な支援が進んでいます。
八王子市においても、すでにサイバーシルクロード事業などで、経済界との協同事業が進行していますが、これからはさらに多くの分野で役割分担を明確にし、連携協調のもとに、より効率的なまちづくりに取り組んで行きたいと考えています。
もちろん、事業の担い手として、行政や市民から信頼される商工会議所として、組織力・事業担当能力を高める努力が不可欠なことは言うまでもありません。
今回の会頭会議を通して、行政と会議所の連携のあり方について多くの事例を学びました。東京都においても商工会議所の活動の実態や要望事項を十分に聴き取ってもらえたと感じています。
得るものが多い会頭会議であったと満足しています。
 
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