『田辺会頭からのメッセージ』

Vol.6 「政治に期待するもの」

Vol.6「政治に期待するもの」

衆議院の解散・総選挙という政治日程が現実味を帯びてきました。

先月末には第92代の総理大臣に麻生さんが就任されました。持ち前の明るいキャラクターと総裁選4度目の挑戦という認知度の高さが圧勝の要因と思います。

各新聞社の世論調査では、国民の新内閣に期待する政策として「年金・医療」や「景気対策」が上位を占めていました。矢張り高齢者医療への不安や世界的な金融不安などが色濃く反映されています。

選挙管理内閣的な色彩の濃い新政権にとっても、国民の願いや経済界が特に強く望んでいる「緊急総合経済対策」を中心とする補正予算の早期成立は、待ったなしの緊急課題ですし、その一日も早い成立と効果的な施策の実施を望みたいと思います。

世界的に見て、金融不安や原油・原材料の高騰など、景気を減速させるマイナス要因が目に付きます。日本も例外ではなく、様々な景況調査でも厳しい資金繰りや売り上げ不振、倒産の増加など、景気の減速が深刻であることを訴えています。

こうした状況の中、先月末に経済政策の中心的な担い手である中小企業庁の長谷川長官が本市を急遽訪れ、企業の実情視察と産業人との懇談を実施されました。

市内の事業所やサイバーシルクロードの事務所を駆け足で回られ、その後懇談会の席で、当面の緊急経済対策について説明がありました。引き続き各種業界の代表との懇談が持たれ、八王子の景況実態について熱心にメモを取られ、意見交換は2時間以上も続けられました。

最後に長官は「予想以上に厳しい業界の実態がよくわかった。今後とも何か問題点があれば、いつでも率直に言ってきて欲しい」と話を結ばれ、実り多い懇談会を閉じました。

緊張が高まる世界の経済動向や深刻さが増す日本の不況感の中では、政治の空白は許されません。私は間近かに迫った総選挙については、国民の生活、日本の将来を真剣に考え、“民のかまど”に心配りができる政治家にその将来を託したいと考えます。

日本丸が世界の荒波に翻弄されることなく、政治的にも経済的にも安定した舵取りのできる政治家の出現を国民は期待しています。さらに政治は国民に夢と希望を与えるものでなければなりません。

そんな政治の実現、経済の安定的な発展を期待しつつ、日々の会議所活動に励みたいと考えています。


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