『田辺会頭からのメッセージ』
Vol.2 「多摩のいぶき」
 
 
昨年11月、私は会頭に就任後、多摩地域の6つの商工会議所に挨拶に伺がいました。もちろん車での移動でしたが、そのときの実感は改めて“多摩は広い”ということでした。
1,160kuに及ぶ広大な多摩地域には30の市町村と400万人の都民が住んでいます。多摩の特色は何といっても豊かな自然と、その中に点在する大学・研究機関、そして特色ある多くの企業群の存在をあげることができると思います。
中でも自然の佇まいには優れたものがあります。国木田独歩の文集「武蔵野」に書かれた自然の姿は、当時のままとは言えませんが、自然林や雑木林が点在し、四季の移ろいが満喫できる素晴らしい環境の地域も数多く残されています。
以前、東京のイメージを色で尋ねたアンケートを見たことがありますが、都内のイメージはダークであり、中央線を西に三鷹・武蔵野を過ぎる辺りから、緑という答が多くなっていました。私たちの実感からもその通りで、緑比率から言えば多摩は圧倒的に緑が勝っています。
先月末、ある新聞に「躍進する東京・多摩エリア」という見出しが躍り、多摩を経済・経済面から捉えた記事・データが特集されていました。多摩地域は人口規模、事業所数や製造品出荷額等でも、全国の府県レベルと比べても、全国10位前後にランクされる実力ある地域なのです。
今、多摩地域ではいろいろな活動が見られます。この秋に実施が予定されている「多摩・武蔵野検定」もその一つです。すでに全国では、観光地域などをで“ご当地検定”として実施されていますが、多摩地域でも(社)学術・文化・産業ネットワーク多摩が母体となり、準備が進められ、すでにテキスト本も発売されています。
多摩の多様性を味わうには格好の機会になると思いますので、多摩に住み、多摩に関心のある方々のタマケンへの挑戦をお勧めします。
私たちはこれからも多摩を一つのエリアとして捉え、行政の枠を越えた経済活動の舞台と考えたいと思います。多摩の可能性をさぐる視点からの話題を、これからも追い続けてゆきます。
 
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